どうも、ナカムラです。

 

1回、2回、3回とここまでで、
あなたは恐らくあなたのブランド・会社・商品・お客さんを想定した
使えるいくつかのアイディアが沸いてきたんじゃないでしょうか。

 

今回はは、聞き手の視点に立って
最も効果的な物語（ストーリー）タイプを選択していただきます。

 

物語の語りについて言えば、
その効果を決定づけるのは物語そのものではありません。

 

それは、あなたの聞き手に共鳴し影響を与える必要があります。
これを行うには適切な種類の物語を選択する必要があります。

 

狙うべき聞き手（お客様）

 

適切な物語（ストーリー）タイプを決定するには、
あなたの聞き手（お客様）を良く知ることが重要です。

 

あなたが狙いを定めた
狙うべき聞き手（お客様）は誰でしょう？
その人の価値観は？
どのような感情が最も効果的に
語り掛けることができますか？

 

あなたが知らなければ行けないのは、
年齢・経済状態・地域・性別などの
聞き手（お客様）の人口統計や心理学的情報です。

 

心理学的情報になると、
思考・感情・意見・価値観・態度なども含まれてきます。

 

特に態度と価値観は
物語（ストーリー）を組み立てる上で
とても重要な役割を果たしてきます。

 

あなたの物語（ストーリー）が
あなたの聞き手（オーディエンス）の
態度と価値観に刺さることができると、
聞き手ははあなたの組み立てるストーリーに興味・反応をします。

 

これらを理解する良い方法として、
異なる価値観を用いた2種類の広告キャンペーンをテストすることです。

 

さて、コカ・コーラの”ビルディング”ビデオをみてみましょう▼

 

ビルディングビデオは建物の横断面を横断しながら建物内に住む
さまざまな人が日常生活の中でコカ・コーラを飲みながら
楽しんでいるシーンを描写しています。

 

家族とカップルの多様性と年齢には、
赤ちゃんと若いカップルから高齢者の退職者までさまざま。

 

しかしながら、明らかに含まれていないのは
同性愛者のカップルやその他の非伝統的家族です。

 

これは、コカ・コーラがターゲットオーディエンスを
”伝統的”であると考えているからです。

 

コカ・コーラの顧客基盤の大部分は、
おそらく政治的には保守に分類されてくるんですね。

 

他方、ハニーメイドの”This is Wholesome”ドキュメンタリーシリーズには、
同性愛者のカップルの”パパとパパ”という特定の家族が含まれています。

 

同性愛者のカップルを採用することで
”これは健全です！”と主張しているのは
明らかに若く高学歴で進歩的なオーディエンスに
アピールしているんですね。

 

ただ、コカ・コーラのマーケティングエキスパートが
マーケットの価値観が変化したと
判断すれば恐らくストーリー展開も変わることでしょう。

 

効果的なストーリーを組み立てるには、
単に心理や人口統計を理解するだけではなく
聞き手（お客様）のことをより深く理解する必要があります。

 

それには、聞き手（お客様）に直接以下のような質問をするのが良い方法です

 

 

あなたのブランドのカギとなる感情

 

次は、あなたのブランドに関連する重要な感情を特定する必要があります。

 

これは、あなたのお客様があなたのコンテンツに
接するとき・あなたの商品を購入するとき・あなたのブランドに接するときに
関連する感情です。

 

これらはブランド・ニッチ・業界によりさまざまです。

 

例えば、ファミリーレストランは
法律事務所またはセキュリティーソフトウェアー会社とは
異なる感情を物語（ストーリー）の中でアピールしていきます。

 

法律事務所とセキュリティーソフトウェアー会社は
彼らのストーリーの中で恐怖や注意を喚起する可能性があります。

 

さらにセキュリティーソフトウェアー会社は、
ヒーロー（あなた）が特別な武器（ソフトウェアー）を使って
モンスター（ハッキング攻撃）を退治するストーリー展開をするかもしれません。

 

ファミリーレストランは、美味しい食事を楽しむため
子供たちを連れてゆくことで
さまざまなモンスター（日常生活のストレス）を退治している
ヒーローたち（あなたの家族）のストーリーを展開するかもしれません。

 

 

あなたの聞き手に向けたトピック

 

あなたの物語(ストーリー）が聞き手(お客様)の感情を誘発する必要があるのと同じように、
興味を抱くトピックに基づいたストーリー展開が重要となります。

 

実際、物語（ストーリー）の
アイディアを得る良い方法は、
聞き手にどのような事柄に興味があるのか質問することです。

 

物語のアイディアを得る4つの効果的な方法

 

– ニュースで情報を収集する

あなたのお客様にとって興味深いニュースや
最新のイベント情報を収集してください。

ニュースストーリーを採用してストーリーを語る
またはストーリーのインスピレーションとして活用することができます。

 

– 古いコンテンツに注目する

既存のコンテンツをチェックして
最も人気のあるものを確認してください。

古い映画・ブログ記事または情報商品などを
再確認することでストーリーのアイディアが沸くでしょう。

 

– 競合者をリサーチしてください。

あなたの競合者のコンテンツを分析してください。
競合者のコンテンツで最も人気のあるものを発見し分析してください。

 

– 積極的にお客様（見込み客）をフォローしてください。

オンラインフォーラムやソーシャルメディア
さらにはオンラインのあらゆる場所において
あなたのお客となる人をフォローしてください。

できれば双方向のコミュニケーションを
交わせば彼らの興味がどこにあるのかすぐにわかります。

 

 

真実のストーリー

 

最高のストーリーは真実に基づいたものです。
真実だからこそ聞き手は
躊躇いなくストーリーを即座に受け入れることができます。

 

実在する出来事・人々・状況・結果に基づいた
ストーリーを組み立てることを考えてみてください。

 

あなた自身が直感的に興味を感じるものは
素晴らしいストーリーを組み立てるアイディアとなります。

 

嘘ついた物語は、
最終的に気付かれ背を向けられることになります。

 

 

お客様のコンテンツを検討する

 

もう1つのアイディアとして、
あなたのお客様があなたのためにストーリーを組み立てるよう
働きかける方法があります。

 

あなたのお客様の体験談は真実に基づいたものであり
卓越したストーリーとなる要素を持っていますが、
最初からストーリーとして完成させる必要はありません。

 

あなた自身がお客様の声や感想などを
素材として構造化することでストーリーとして完成させることができます。

 

前回紹介したアウトドア衣料品メーカーのパタゴニア社の事例のように、
お客様の声を収集しそのお客様に電話などでより
詳しい情報を収集してストーリーを組み立てることができます。

 

今の時代だと、ソーシャルメディアの普及によって
お客様からの声、インフルエンサーやアンバサダーから声を
もらうというのは、すごく簡単な時代になっています。

 

今回のレッスン

 

今回はここまでです。