成功するのにメンターって必要なのか?

 

shisyo

 

ここは、都内の某カフェで打ち合わせ中のことー。

「ナカムラさんには、メンターっているんですか?」

「メ、メンマ!?」

「いや、メンターってビジネスの師匠のことですよ。
 ラーメンの具じゃないです。」

 

唐突なボケに対しても、きちんと返してくる
ネットビジネス初心者のYさん

 

「そんなメンターなんていないし、作る必要もないと思うけどなぁ」

 

「でも、最近ラインとかメルマガ見てると
ネットビジネスでで稼ぐためにはメンターが
師匠が絶対必要とかってよく見ます。」

 

「まあ、それは、セールスの一環でそう言って洗脳してるんですよ。
教祖様、メンター様にお布施させたるんだよ。
そんなの見てるぐらいなら、サイトの一つでも完成させようか。」

 

身も蓋もない私の回答に
Yさんは神妙な面持ちでパソコンに向き直す。

 

ちらっとその画面に見えたのは
LINE(ライン)のブロックと、購読していた
メールを削除している画面だった。

 

どうも、ナカムラです。

 

今回はビジネスにおけるメンターの存在について
お話していきます。

 

師匠(メンター)は必要か?

 

人に教えることや、コンサルティングをしていると
先生とか、師匠とかって言われる機会が増えていきます。

 

「ナカムラ先生!」

「師匠ー!」

 

こっちからそう呼んで欲しいと
言っているわけではなく勝手に、、です

 

そういった感じで呼ばれるのは、
あまりスキではないのですが
実際に呼ばれると嬉しいし、照れます

 

でも、そんな嬉しさと同時に、
自分が「先生」や「師匠」と呼ばれることに
その人に危険性を感じずにはいられません。

 

これは自分に限らず、
誰かを「先生」と崇めてしまうと
その時点で、

「その人には勝てない。その人より下の存在」

と無意識化で定義されてしまいます。

 

もちろん、自分より実績のある人間に対して
敬意を表するのは当然のことだし、
その点に関してはいいと

 

しかし、このように「先生・師匠」と
呼ぶことで自分自身の限界点を、無意識であっても
決定してしまう可能性がある以上、やはり危険である。

 

ビジネスを教えている、コンサルティングを
しているメンバーにはあっさりと
自分なんて越えて欲しいとも考えています。

 

私自身、もちろん先生・師匠と呼ぶ方もいますが
心からそう思っているかというわけではなく

 

先生であり・師匠であり・越えていく存在とも
考えながらしたたかに接しています。

 

よく自己啓発系のセミナーやビジネス相談会なんかに行くと

 

「稼ぐためには、メンターを見つけることが重要です!(キリッ)」
と叫ばれている光景が非常に多くみられます。

 

でも私は、はっきり言って、
この考え方にはすごく懐疑的な目で見てしまいます。

 

こんなことを言ってしまうと
そういったセミナーをやっている方から

 

「お前は何にもわかっていない!
 成長のためにはメンターが必要なんだよ!
(だから俺様をメンターとして崇め奉れ!)」

 

と叱られそうな感じがしますが、
正直なところ、ネットビジネスで成功する上で

 

「メンター」というものが、
本当にそこまで必要なのか疑問で仕方ありません。

 

もちろん、メンター師匠のおかげで
成功出来た人もいると想います。
 

それにはタイミングもあったり、
適性もあるのでそれは別に否定しませんが

 

ただ、「必ずしもメンターは必要ではないよね」というのが私の意見。

なぜなら、私自身、「月収1000万」を超えるまで、
特に師匠(メンター)という存在はいなかったからです。

 

メンター、教祖様という成功に近づけそうな劇薬

 

私の持論では、特に初心者の人こそ、
下手にメンターというものを
探すことを始めるのは危険だと考えます。

 

初心者の場合は、
ビジネスについても
まだ右も左もわからないひよっこな理由です。

 

もし、最初に出会えた人が、
本当にあなたにとっての
メンターになり得る存在であればそれは幸運なことです。

※そういった奇跡なんてないよ!とは言い切りませんが、、、、

 

 しかし、後光をかざし、

あなたから搾取することを目論む輩と

最初に出会ってしまった場合どうだろう?

 

ある程度、経験を積むことで
本物と偽物を見極める目も養えますが、
初心者の人はその違いを見極める力がありません。

 

粗悪なネットワークビジネスのやり方を
やっている人に捕まってそんな方を
崇拝しているのをみているとすごく痛々しくみえます。

 

そしてネットワークビジネスの場合は
知人を通しての紹介だったりするので

 

日本人特有の、知り合いの知り合いは
信頼できるという、根拠のない理由で
ネットワークビジネスを理解しないままに
はじめて後悔したって話もよく聞きます。

 

そして、詐欺的手法・搾取により
大金を稼いでいるだけの教祖様さえも、
初心者には、とっては魅力的な実力者に映るんではないでしょうか。

 

そして、そんな教祖様を「メンター」と崇めてしまったら?

 

それは、まるで生まれたての動物が
生まれた時に最初に見た動物を母親と認識してしまう
「刷り込み」に似ています。

 

偽物を本物と思い込み、
後を着いて行くことを決意する。

 

そして、少しずつ搾取され、
最後には全てを搾り取られて消えていく・・・

 

こうなると、一つの教祖ビジネスが完成します。

そのために、教祖様たちは「メンターの重要性」を説くしかないわけです。
自分自身を【メンター】として崇めてもらうために。

 

だから、私はあえて言いたいのですが

「メンターなんか探すな!」

・・・と。

 

メンターなんかわざわざ探さなくていいと想います。

 

メンターを探す暇があったら、その費用を
何か本や教材でも購入して
実践する時間に当てたほうがマシだと考えます。

 

そもそも、「メンター探し」とは、
自分を稼がせてくれる人を探しているということ。

 

そんな他力本願全開のクレクレな人に
「本物」のメンターが現れるでしょうか。
答えは言うまでもないですよね

 

メンター不要説

 

情報を全く知らないで何から初めていいかわからない初心者こそ、
成功するにはメンターが必要って考えを、
全否定してしまってもいいんではないでしょうか。

 

メンターは探すものではなくて。

 

「自分が自分のありたい方向へ進んでいれば、
メンターは必ず良いタイミングで現れている。
自然とそういう人が目の前にいる」

 

というのが、私の持論です。

 

私には、「師匠(メンター)」と
呼べる存在はずっといません。

 

でも、それぞれのフェーズで、
自分より「少し上」のレベルの人に出会い、
教えを乞うきっかけを得ることが出来ています。

 

自分が月10万円の時には、月30万円稼ぐ人と
自分が月30万円の時には、月50万円稼ぐ人と
自分が月100万円の時には、月300万円稼ぐ人と
自分が月300万円の時には、月500万円稼ぐ人と
自分が月500万円の時には、月1000万円稼ぐ人と
自分が月1000万円の時に、ついには「日給」1000万円稼ぐ人と・・・

 

自分自身が自分のやるべきことを
愚直に、泥臭く実践し続けていると、

 

なぜか、それぞれのフェーズで
自分より少し上のレベルの実力者と接点が出来ているもの。

 

それは、僕からアプローチすることもあれば、
向こうからアプローチしてくれることもあったり、

 

しかし、なぜか不思議とお互い
必然的に「縁」が出来て、
自分自身のレベルを上げていけています。。

 

決して自分でメンターが欲しいから
とかいう理由でそういうご縁ができたということもなく

 

自分自身が、足掻きながら、もがきながら
前に進んでいるからこそ得られた出会いで
偶然でありながら、必然の出会い。

 

そういうものが確実に起き続けるものなのではないかと
考えられるようになりました。

 

自分のエネルギーが高まっていったことによって起きた
引き寄せの力が働いていると・・・

 

ナポレオン・ヒルで言う
「思考は現実化する」ってことの体現。

 

これは、残念ながら、
メンター探しという旅をしている人には
永遠に不可能だと思っていて

 

まず、良いメンターを見つけたいのなら、
自分自身の「目利き」の力を
身につけなければならないと思います。

 

すなわち

「本物」と「偽物」を見極める力。

そのためには、結局のところ、
自分自身が愚直に作業に取り組み、
己のやるべきことを黙々と継続して
自身のレベルを向上させるしかなくて
その過程で、ようやく「目利き」の力を養うことが出来るものです。

 

数多くの出会いの中から
その時初めて「真のメンター」に出会えるのだと私は考えます。

 

最初からメンター探しというヌルい考えをして、
どこかの誰かに稼がせてもらおうというマインドの人。

 

いわゆる、クレクレくんっていう思考の人です。

kurekure

 

そういう人は、いつまで経っても
残念ながら、メンターには出会えないと言えます。

 

なぜなら、そういう人には
クレクレ君が集まってくるから、

結局、お互い利益だけを考えるような関係性になったりする。

今、もしあなたに「メンター」が必要と思っているなら
一度考え直しても良いかもしれません。

 

少年漫画を通してメンターという存在を考えてみる

国民的人気コミックス「ONE PIECE(ワンピース)」。

その主人公 モンキー・D・ルフィに
師匠が出来たのは、冒険の旅に出てからずっと後。

ルフィ自身が3億円を超える
「億超え賞金首」になってから。

師匠は、冥王シルバーズ・レイリー。
ルフィが目指す海賊王。
その海賊王の船の副船長を務めた男。

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ルフィは初めから師匠なんか探していません。

 

自力で冒険を続け、成長し、
それでもこの先の海「新世界」は、
今の実力では乗り切れないと悟ったとき、レイリーに教えを乞います。
(※正確には、レイリーの方からこいつこのまま新世界行ったらあぶねえなと思われて
 師匠を買って出てくれています。)

そうしてある意味「最高の師匠」に出会うことが出来た。

 

ゾロも、自分に越えられない壁が、
新世界という次のステージに行くために
ミホークという「最高の師匠」の元で修行をしていますよね。

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もちろん、「そんなの漫画の世界だけだ!」とも
言えてしまいますが

 

「ONE PIECE(ワンピース)」をただの漫画やアニメとして
片付けてはいけないと思います。

 

だからこそ絶大な人気を誇り、
今では、国民的漫画として愛されていますよね。

 

少し話がそれてしまいましたが
元に戻すと、師匠・メンターは探すものではないと
いうことです。

 

あなた自身が、やるべきことをしっかり行い、
前に進んでいれば、然るべきタイミングで現れるものです。

 

そしてあなたの活躍をきちんと見てくれる人なら
あなたを、引き上げてくれるような存在の人がでてきます。

 

もし、まだそういう人が現れないのであれば、
自分の実力が足りていないかレベル不足。
まだ師匠に教えを乞う段階ではないということかもしれません。

 

ただ、くれぐれも教祖・師匠と言う名の
教祖様にだけは気を付けましょう。

 

それはただのマ・ヤ・カ・シに
過ぎない可能性が十分にあります。

 

ここまで、メンターや教祖について
触れてきましたが、

 

人から教えを乞うことを
全部否定しているわけではありません。

 

初心者の場合、それこそ
最初は、なにをやればいいかわからないし

 

わからないことがあったら
すぐ聞ける人がいるって言うことは、とっても心強いことです。

 

ですが、最期は自分で考えて
行動していく力が
ものを言ってきます。

 

自分の理想世界を掲げ、そこに向かう途中で
仲間や、師匠・メンターといった人が引き寄せられて
自然と形作られていく。

 

きちんとビジネスをして
価値を与えることを続けていくだけで、
目の前の世界は変わっていくものです。

 

自分のビジネスを理解してくれて
共に歩んでいける、仲間をもつことが
とても大切な視点なのですが、、、

 

長くなってしまったので
その続きはまた別の機会にでも。

 

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