どうも、ナカムラです。
アフィリエイトや情報起業などのネットビジネスには
『稼ぐ系』と『非稼ぐ系』があるのはご存知でしょうか?
もちろんネットビジネスなので、最終的には
お金を稼ぐというゴールは同じですが、扱う商品や商材が
「稼ぐことを目的としているかどうか」の違いがあります。
稼ぐ系なら以前に紹介した
諭吉ケーブルやディスティニーバイブルなど、
非稼ぐ系はダイエットや美容や恋愛など
お金を稼ぐ以外を目的とした商品や商材を扱っています。
市場規模も動くお金の量も、稼ぐ系の方が大きく、
ある種の一発逆転も夢ではない世界ということもあり、
今後も規模は大きくなっていくと考えられます。
しかしながら、稼ぐ系は
一般的には「悪」のイメージが強いです。
それは、諭吉ケーブルやディスティニーバイブルなどの
これ絶対に嘘やん。という売り方が多いということも
理由の1つですが、
【▼別記事】諭吉ケーブルとかディスティニーバイブルとかの話
http://kami-keisyo.jp/magic-essence/
それ以外にも高額セミナー・高額塾・高額コンサルなど、
お金を稼ぐために始めたはずなのに
なぜか稼ぐ前から多大なお金を使うことが、
通過儀礼のようになっている点が大きな理由です。
これは日本的な考え方かもしれません。
例えば、何かの資格やスキルを習得しようとした時に、
まず思いつくのが「学校へ通う」ことではないでしょうか。
「本気になったら、大原~♪」みたいな専門学校や、
他にもユーキャンのような通信講座など、
「誰かに教えてもらおう」というのが頭に浮かびます。
もちろん、それ自体が悪いことではないですし、
既にわかっている人やそのことについて詳しい人に
最初から教わることで習得のスピードはアップします。
独学では何ヶ月もかかってやっとクリアしたことが、
既に知っている人に聞いたらその日でクリアできた。
こういうことは普通にありますからね。
ですので、諭吉ケーブルやディスティニーバイブル、
それ以外のセミナーや塾やコミュニティにしても、
何かしら先人から教わることのできる場がありますし、
そこを有効活用することで、効果的に学ぶことができます。
もくじ
どの塾やコミュニティも一概にいいとは言えない
ただし、「どこのコミュニティでもいい」わけではなく、
きちんと選ばないといけません。
稼ぐ系は本当にピンキリです。
そして勘違いしてほしくないのは、
教えている人の稼ぐ額が多い方が
良いコミュニティだというわけではないということです。
こればっかりは本当にあなたとの相性や
目指しているもので大きく変わってきます。
「月収7桁なんてクソだ!
男なら8桁、9桁を目指せ!」
というところが合う人もいれば、
「月30万円くらいでいいから、
読者や購入者と友好的な関係を結びましょう」
というところが合う人もいます。
塾やコミュニティの雰囲気は実際に入ってみないと
わからないという部分はありますが、
メルマガや無料(もしくは安価)のセミナーなどを
きちんと見ていれば、雰囲気はぼんやりと見えてくるので、
そういったものを参考にした方がいいでしょう。
あと、これはネットビジネスに限らず、
色々な業種の「稼ぐ系」で起こる、ある問題があります。
それは何かと言うと、「稼ぐ系」と謳うわけなので
一番の評価基準は「いくら稼いだか?」です。
つまり、稼いだ額でその人のコミュニティ内での地位が決まり、
稼げない人は肩身の狭い思いをし、
居辛くなったり、居場所を失います。
競争社会ですから仕方のないことかもしれませんが、
固定されたひとつの価値観に振り回されると、
結果的に自分の身を滅ぼす可能性もでてきます。
居場所を求め続けた少年たちの物語
さて突然ですが、あなたは
『起動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』という、
ガンダムシリーズの作品をご存知ですか?
アニメファン以外の層にも好評価で、実写ドラマ化もされた
『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない(あの花)』の
監督と脚本が、再びタッグを組んで作ったガンダム作品です。
まぁ、ガンダムファンの間では、
賛否両論ありましたけど(苦笑)
具体的な内容には触れない程度で
この作品のテーマを1つ話すとすれば、
従来のガンダムシリーズでは当たり前だった
「戦争に反対し、それを止めるために行動する」ではなく、
「生きるために稼ぐために戦い、居場所を作るために動く」という
現実世界により近い行動原理になっています。
そして、簡単なあらすじとしては、
少年兵として人以下の扱いを受けていた主人公たちは
ある出来事をキッカケに独立運動を指揮する少女を
火星から地球へ送るという仕事を引き受け、
そこから立身出世の道を歩む旅が始まる・・のが、
序盤の話の展開です。
1期は様々な苦難や大事な人の死を乗り越え、
無事大役を果たす、まさに成功物語でした。
しかし、2期になると話は変わってきます。
1期ラストが成功のピークであるかのように、
コロコロと坂道を転がるような転落を見せ始めます。
それは、何故か・・・
それは彼らが
「戦うことしか知らなかった」からです。
彼らは大事な仲間を守るため、
戦うことを生きる道として選び、
戦うことを生きる術とし、
戦うことで道を拓いていった。
だから、「戦うことしか知らなかった」し、
「戦うことしか知ろうとしなかった」のです。
それが、
「俺たちはもうたどりついていた、
俺たちの本当の居場所」
というセリフなのかもしれません。
ですが、私はこのセリフは
間違っていると考えています。
2期に関していうなら、
別の道はいくらでもあったはずです。
しかし、「火星の王」という道を選んだことで、
勝手に自滅し、守るべきものすら守れなくなってしまった。
まぁ、『鉄血のオルフェンズ』を見ていない人からすれば、
「いったい何の話をしているんだ・・?」
となるかもしれませんが、
稼ぐ系の塾やコミュニティに入ったことがある人ならば、
多少なりとも言いたいことのニュアンスを
掴んでくれると思います。
商品もサービスも参加して終わりではない
一応、見ていない人でも
私の言いたいことが伝わるためにも、
もう少し補足の説明をすると、
「結局、自分は何をしたいのか?」
ということです。
「今よりも収入を少しでも増やしたい」
「お金を稼いで嫌な仕事を辞めたい」
「少しでも家族を楽にしてやりたい」
もし、あなたが、今までに
「稼ぐ系」のビジネスやノウハウを手にしたりしたことがあれば
上記に近いような理由で塾やコミュニティに入ったのではないでしょうか。
それなのに、稼ぐ系のコミュニティにいること自体に
価値を感じるようになり、思考停止して、
講師の言う通りに高額なセミナーや塾に参加する。
そして、ノウハウコレクターになったり
結局、参加はするけど、何も稼がないままやめる、、、
『鉄血のオルフェンズ』に出てくる少年たちが、
「戦いの中に居場所があった」と感じたように、
「稼ぐ系のコミュニティ内に居場所が合った」と
勝手に自己完結したとしても、大事なものを失い、
全てが無駄に終わってしまうこともありえます。
また、『鉄血のオルフェンズ』である意味、
一番の勝ち組は途中で彼らの組織を抜ける少年です。
彼は自分の大事なものを理解していました。
守らなければいけない人もわかっていました。
立身出世と成功の道をトップスピードで
駆け抜ける他の仲間に対し、申し訳ない気持ちもありつつ、
それでも「自分が何をしたいのか」に対する
答えだけを見続け、それに向かっていきました。
成功の道を走っている仲間から離れる、
または置いていかれるという状態になると、
精神的に落ち込むこともあります。
特に日本人は他人と違うことをすることに、
大きな抵抗を持ちやすい傾向にあります。
だからこそ、入るコミュニティが大事です。
また、入った後も思考停止になってはいけません。
参加しただけで、成功した!と
思ってそこから行動しない。。。人も多いわけでして、
諭吉ケーブルやディスティニーバイブルのような
非現実的な儲け話を選んでしまう人は、
「選ぶ目」を持っていないのが最大の失敗ですが、
思考停止になっているのも大きな失敗の理由です。
長々と話しましたけれど、『鉄血のオルフェンズ』は
今を生きる人間のための
「成功と失敗の哲学」のヒントが散りばめられているので、
ガンダムを見たことがないとか興味がないという人でも、
ぜひ機会があれば見ることをオススメします。
自分の居場所は自分でつくる
色々と話があっちこっちに飛びましたが、
簡単にまとめると以下の5点になります。
・入るコミュニティを間違わない
・「稼ぐ」以外の価値観も持つ
・「自分が何をしたいのか」を問い続ける
・思考停止にならないよう意識する
・気になったら『鉄血のオルフェンズ』を見ろ
今回は、巷で言われる
稼ぐ系の塾やコミュニティに関して、
どちらかというと否定的というか
マイナスな印象で話をしてきましたが、
コミュニティのメリットもたくさんあります。
その視点については、
次回は『コミュニティや仲間のメリット』について
話していこうかなぁと思いますが、
オルフェンズだったり漫画だったりも
そういった学ぶという視点を持ちながら見ると
得るものが大きい作品ですので
まだ見てなくて、
ここまで読まれて気になった方は
ぜひ視聴されてみてくださいね。