情報発信の鮮度と頻度がブランドを形成する

branding

 

どうも、ナカムラです。

ブランドのファンづくりに欠かせない要素は様々ですが、
重要な要素のひとつに「情報の発信」があります。

 

情報発信?、またその話しですか
チラシとかDMとか十分発信しているよ。

 

もしかしたら、そんな声が戻ってきそうですが
“またその話”と言う声には、情報発信がファンづくりになる
のかと言う疑問があって“発信している”と言う方は
”販促・セールス”を情報発信と考えていることが少なからずあります。

 

疑うわけではありませんが、
本当の意味での“情報の発信”が出来ているのでしょうか。

 

情報発信の頻度をブランド形成の視点で

まず問いたいのは、“情報発信の頻度”です。

私たちは膨大な情報の海の中で暮らしています。

 

好む好まざるを別にして、
様々な情報の波が日々押し寄せてきます。

テレビをつければCMが、

郵便受けには各種のDMが、

町を歩けば各種のディスプレイ が

視界になだれ込んできます。

 

主体的に情報を手に入れる方法もかつてとは
比べようがないほど増えました。

 

かつて、図書館は情報入手の大事な場所でした。

辞書や事典も同様です。

しかし、いまではインターネットを使えば、
手軽に、低コストで情報を手に入れることが出来ます。

 

スマートフォンの増加もそれに拍車をかけています。

 

あなたは情報を発信していると思っていても、
それは必ずしも目指すべき相手に届いているとは限りません。

 

膨大な情報の海の中で暮らす消費者は、
瞬時に自分に必要かどうかを判断し、
簡単にゴミ箱に投げ入れるのです。

一度、あるいは数回程度では届きません。
目指すべき相手に届くためには、

 

「情報の頻度」を高めることが必要なのです。

 

頻度を高めるには、情報の発信口を増やし、
立体的に発信することです。

 

例えば、7月はいるとデパートでは、
水着や浴衣などディスプレイに並べられ
まさに夏商戦真っ盛りです。

 

各社が競って特徴をアピールします。

 

デパートの売場はひとつの情報の発信口です。

 

しかし、売場だけではそこを通った人にしか
夏のファッション商品の情報は伝わりません。

 

はっきりと対象者がリストアップ
出来ればDMを出せます。

 

DMだけではなく、アドレスがわかれば
メールやメルマガも可能です。

 

不特定多数に向けては、広告予算があればマス広告も
いいかもしれません。

 

ホームページへの掲載も考えられます。
ブログ、Twitter、FaceBook LINE YouTube、など
のソーシャルメディアも有効です。

 

この徹底した情報発信をしているところが意外と少ないのです。

情報発信の鮮度をブランド形成の視点で

次に問いたいのは、「情報の鮮度」です。
どこにでもあるような情報は心を揺さぶりません。

 

悲しいですが欲しくなったら
どこからでも手に入れられる程度の情報は
簡単にゴミ箱行きです。

鮮度の高い情報とは何でしょうか。

トレンドや旬の情報も鮮度が高いと言えるかもしれません。

文字よりも画像や動画の方がわかりやすさでは鮮度がいいかもしれません。

 

実は情報の鮮度を高める要素のひとつに“専門性”があります。

少し前に放送されていた“シルシルミシル”というテレビ番組があります。

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さまざまな事柄をテーマに、
視聴者から自分だけが知っている情報を募集し、
さらに番組も独自にリサーチした情報を加えて、

とっておきの情報にして紹介するという番組です。

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マニアックな専門性が番組の魅力を生み出しています。

また、日経MJには、モノ作りに魅せられた若者が町工
場を見学することが増えているという記事が掲載されていました。

記事は“デジタル機器に囲まれ、人との交流もバーチャルに
なりつつある現状の反動なのか、アナログな手仕事への関心は
高まる一方だ。”と伝えています。

言い換えると、手仕事の中にある専門性が
若者を引き付けています。

お客さんは、何かの商品やサービスを購入する場合、
売り手に“専門家”であることを求めています。

商品やサービスそのものへの関心だけではなく、
売り手の“専門性”も

また、購入するかどうかの判断基準になる時代です。

当然、発信される情報にもこの専門性が
入っているかどうかによって、
受信側の関心度合いが違ってきます。

例えばの夏の浴衣や水着であれば、浴衣の歴史、
素材への知識、夏祭りイベントでの見識、モテるコーディネートの知恵……
様々な専門性で商品をくるむことで、

こういった付加価値をつけることで
初めて情報価値が生まれます。

 

その前提として“○○の担い手”という、
発信側の気概が必要です。

まずはそこを考えていくことこそが、
情報鮮度を向上させていきます。

ブランドにおける情報発信の目的は
“ブランド価値”を高めること

そうでなければ一人よがりの無意味な情報として
ゴミ箱に捨てられてしまいます。

 

もし、ブランドが思うように育ってこないのであれば
捨てなければならないのは、やっている、
出来ているという思い込みの方です。

 

あなたのあなたにしかできない
付加価値のついた情報を発信していくことで
ブランドが形成されてファンがついてきます。

 

一度、“情報の頻度と鮮度”をチェックし、
高めることが“ブランド”の向上につながっていきます。

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