エモーショナルマーケティングをわかりやすく丁寧に

bunkox

 

どうも、ナカムラです。

 

中学で、教えられた科学の公式は思い出せないけど
好きな人の初めてのデートは、はっきり覚えている

 

そんな人は多いと思いますし、私もそうです。
今回はそんな感情に絡めたマーケティングの話をしていきます。

 

エモーショナルマーケティングとは

 

人間の意識や感情に訴えかけることを
主目的にしたマーケティング手法です。

 

人は脳で理性的に考え、
心で感情的に考える生き物です。

 

もし理性と感情が戦った場合、
高確率で感情が勝ってしまいます。

 

恋愛も同じで理性ではなく感情が優先されます。

 

そして感情マーケティングとは、そのような人の感情に
訴えかけるマーケティングなのです。

 

人間は、苦痛からのがれるモノ

 

人は快楽を求めるよりも苦痛を逃れる方を優先します。

 

人間は感情の生き物であるがゆえ、
頭では分かっているけど気持ちに勝てないー。

 

ダイエットしてるけど、1つだけならチョコいいよね。

禁煙してるけど、1本だけ。。。。

勉強しないとだけど、あと、1ゲームだけやろう。。。。

 

あなたも、きっとこんな経験を
したことがあるはず。

 

人間の行動する動機も新たなメリットを得るよりも、
現在のデメリットを回避するための言い訳を優先します。

 

また、人の脳的な機能で、
不安を回避する事を好む傾向があります。

 

感情マーケティングの注意点

 

感情マーケティングを行う際に
気をつけなければならないことがあります。

 

まずは、煽らないことです。

 

煽って感情に訴えれば確かに多く売れるのですが、
長期的に考えると続かないのです。

 

また、根拠のない値下げなんかも悪い例です。

 

「30%OFFを50%OFF!」

 

こういった販促は
数字を書き換えるだけだから
脳みそをつかわないですみますが

 

儲かりませんし、
いずれ消耗戦に突入します。

 

これは、マーケティングでも
なんでもなく下手打ちとしか言えません。

 

「人はすぐ手を動かしたがって、頭を動かそうとしない」

 

体を使って行動することは
活動の実感があるのでわかりやすいのですが、
頭を使うことはその成果が結果となるまでは
わかりにくいので億劫になりがちです。

 

また、脳的には、
肉体労働よりも知的労働の方が、
本来のエネルギーの5倍を使うと言われています。

 

好きなことや、楽しいことなら進んで
頭を使うようになるといった事を言われますが、

 

「人の感情を頭を使って考えるには、
まずは自分の感情(夢中、好き、楽しい)を考える」

 

お客さんの感情だけでなく、
自分の感情にも目を向ける必要があります。

 

興味の感情をうまく使った事例

 

岩手の書店で、「文庫X」と銘打った
謎の本が快調に売れている事例があります。

bunkox

 

これは本カバーで店員さんのオススメする文章を
ひたすらにかかれたもので本の情報の一切を隠し
販売をしています。

 

表紙一面に、店員さんの想いのこもった文章がかかれていて
本を好きで読む人なら、興味をいだかないわけはありません。

 

また、この本の売り場の写真がSNSでバズられて
さらに全国で話題にされていっています。

 

このアイデアは、書店員さんのアイデアですが、
お客さんの興味という感情を揺さぶった良い事例です。

 

また、自動販売機なんかでパッケージが覆われて
何が出てくるかわからない自動販売機もありますが、
あれも、興味や秘匿性を刺激した販促です。

 

mrx

 

 

相手を思いやることが大切

 

相手の立場になって考え、共感してもらうことを意識しないと、
仮に一度売れたとしても、その後はあなたから離れていってしまいます。

 

しっかりと共感してもらい、
信頼もしてもらわないとビジネスも短命で終わります。

 

例えば、感情マーケティングで商品を安く売る場合は、
安く売る理由を言わなければなりません。

 

商品のメリットやデメリットを説明する場合は、
その根拠や証拠も必要です。

 

今後はどんなビジネスにも、
感情を刺激するストーリー性が
重要になってきます。

参照) あなたにしか作れないストーリーの描き方

 

ストーリーは様々な体験をしたり、
映画や漫画を見ていれば自然と身に付きます。

エモーショナル・マーケティングは
必要なことは頭を働かせることだけです、

 

経費は一切増えないし、
また労働時間が増えることもありません。

 

一度、感情を意識したストーリー設計してしまえば、
広告が勝手に仕事をして、お客さんを集めてくれます。

これは決して楽して簡単な作業ではなくて、
人が最も苦手とする「頭を使う」ことが必要になります。

 

今の時代、モノが売れる時代ではなく
コトが売れる時代になっています。

 

きちんと実践できれば、効果のある
時代に左右されない不変のマーケティング手法です。

 

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