どうも、ナカムラです。
ネットワークビジネスと自己啓発は、
実は密接な関係があるのをご存知でしょうか。
ネットワークビジネスで成功するために、
自分自身を高める必要があり、
そのために色々な自己投資をすることが
成功への近道だと教わります。
もちろん、具体的なアプローチ法など
セールスマンのような研修もありますが、
やはり推薦される本やセミナーなどは
自己啓発に関わることが多いです。
これと同じことが意識高い系であったり、
ブラック企業などでも行われており、
私たちの生活の周りには大なり小なり
こういった自己啓発的な話が転がっています。
その中で今や一般的な言葉になったと思うのが、
今まで何度も出てきている『自己投資』という言葉です。
自己投資はそのままの言葉とおり、
「自分に投資し、リターンを大きくする」という
目的があります。
ですので、受験勉強や資格のための勉強はもちろん、
いわゆる「自分磨き」になるものも、
人によっては自己投資になります。
例えば、ダイエットや美容を頑張って、
きれいになった人がお目当ての男性と
交際することができたとすれば、
それは投資が成功したということになるでしょう。
今回は、【自己投資】についてお伝えしています。
もくじ
自己投資という言葉の意義
ただ、この「自己投資」という言葉は
非常に使いやすい言葉です。
自己投資をしてうまくいっていないのなら、
「自己投資が足りない」と言われ、
さらに追加投資(増資)を求められます。
それで実際に何百万も使ったり、
借金を抱えた人もたくさんいます。
そういう人は根本的なことを理解していません。
これは子育てにも共通することで、
例えば子どもを小さい時から塾に通わせて
勉強漬けにしていれば、自動的に子どもが
優秀になると思っている親が多いのと一緒です。
お金と時間をかければ
自動的にうまくなるというのは、
大きな間違いです。
自己啓発や成功哲学にハマり、
自己投資という浪費をしてしまう人は、
極論を言ってしまうと、
うまくなるようにしてくれたまえ!!
と考えていると思うのです。
もちろん、まったくお金や時間をかけないのと、
お金や時間をかけるのでは、
絶対的に前者の方がうまくいったり、
優秀になる確率は高いです。
ただし、以下の2つのポイントの方が
圧倒的に重要なポイントです。
1:知能は遺伝の影響を強く受ける
2:過剰摂取は有害になる
という2つです。
間違えてはいけない自己投資の2つのポイント
【1:知能は遺伝の影響を強く受ける】
近年の研究では論理的思考能力の約70%、
一般的知能の約80%が親から遺伝すると言われています。
こんなことを言うとアレかもしれませんが、
ショッピングモールとかファミレスとかで
親と子どもが揉めている場面を見たことがありますよね?
そして、「なんでそんなこともできないの!」と
親が子どもに怒っていますが、
私からすると
「あんたの遺伝子を引き継いだならそうなるやろ」と
思ってしまうわけです。
日本の格言で「トンビがタカを生む」と言われますが、
そんなのは中卒で社長になった人みたいな確率であり、
多くの場合は「カエルの子はカエル」です。
ゲームでいう初期能力から成長ステータスを
プラスにするため、初等および中等教育時に
あれこれ投資をするわけです。
しかしながら、初期能力に差があるため、
同じような投資をしても結果は異なります。
よく「同じクラスの○○君はあの大学に行った」とか、
子どもを非難するわけで、
人の持つ力は「初期能力×投資量」で結果は変わるなんてことは、
算数ができればわかるはずなのですが、
それがわからない方が増えています。
【2:過剰摂取は有害になる】
自己投資・学習は農業や家庭菜園などでいう、
「水」や「飼料」と同じです。
栄養価の質が低いものだと、
育ちが悪いですし、
栄養価の質が高いものであっても、
やり過ぎは逆効果です。
水のやり過ぎも植物を枯れさせますよね?
自己投資って何となく多くの人が、
「やればやるほど成功に近づく」という
イメージを抱いていますが、
「それって本当なの?」って問いたい。
あと、やたら「自己投資をしよう!」と
本やセミナーを勧める人っていうのは、
場合によってはその本やセミナーで
儲けているということが多々あります。
大学時代にその講義に必要な教科書を買ったら、
講義をやる教授の本だったことがあって、
「あいつの印税のために高い本買うのか・・」と
怒りに似た気持ちを持ったことがあります。
しかも、高い値段で買った割には、
講義でははとんど使わないし、
その講義以外では使い道がなく、
無駄な買い物をしたなーと感じましたが、
それと同じことが行われています。
本ならまだ安いからいいですけど、
セミナーとか合宿となれば、
数万円から数十万円というお金がかかるので、
本当に自己投資になっているのか、
それともただの養分になっているのかを、
きちんと考えた方がいいでしょう。
自己投資という理由で不足感を生み出していない?
自己投資って何となく不足感を生み出すワードです。。
「自己投資が足りない」って言ったり言われたりすると
「投資が足りていないからうまくいかない
勉強が足らないからうまくいかない」
といわゆる1つの脳が洗脳状態になり、
「だから自分にもっとお金を注ぎ込もう」という
思考に陥る可能性があります。
でもそれって、思うのですが
スマホゲーで
「ガチャを回すのが足りない」と一緒で、
何となくお金で解決しようとしている感があるんですよね。
ガチャを回すのって普通なら100回に1回しか出てこない
レアなキャラやアイテムを手に入れるのに、
課金をして10回に1回の確率にアップさせるためのもの。
巷に溢れている「自己投資」にも何となく
そういうイメージを今では持っています。
だから、何かしらのセミナーに数万円を払って参加して、
その後の人生がうまくいかなかったら、
「ガチャで当たりがでなかった」
「だから、またガチャを引こう」
というようにセミナーを受けているようにしか、
見えなくなりました。
この点に関しては私もかなり同意した
記事があったので、紹介します。
『究極的には自己啓発セミナーって必要なくね?』
上記のリンク先の記事でもあるように、
投資には「収益性」「費用対効果」が必要です。
多くの人は有り余るお金があって、
趣味で自己啓発ガチャを回しているわけではなく、
「これで人生を変えたい」と何とか工面した
なけなしのお金を投じているはずです。
だって、1回のガチャが数万~数十万ですよ。
そんなに頻繁に回せないじゃないですか。
私の知人は野球ゲームのパワプロのアプリを
やっているそうで、たまにガチャを回すそうです。
基本的には無課金ユーザーらしいのですが、
毎週のように注目キャラのガチャが行われて、
どうしても欲しいと思えるキャラの時だけは、
課金してガチャを回しています。
重課金ユーザーは毎週のように回していますが、
その知人は回すガチャか回さないガチャかを判断し、
重要性が低い場合はそのガチャを回避して、
別のもっと重要性が高いガチャに全振りするスタイルです。
自己啓発セミナーとか、ネットビジネスの塾とかは、
どれも魅力的な内容に見えます。
しかし、本当の意味で自分に必要なものって
その中のほんのわずかなものだけです。
それ以外は少なくとも「今の自分には必要がない」もので、
知識欲を満たしたり、話のネタになることは知れても、
自分の人生を変えるようなものにはなりません。
そして、これは経験したことがある人だけがわかる話ですが、
自分に本当に必要なものは何か強い力が働きます。
興味や好奇心ではなく、「これは必要だ」と感じる
何か強い力による働きかけがあります。
その働きかけがあったものというのは、
あれこれと考えることなく、
自然とアクションを取っていることが多いです。
私もセールスレターの文言に煽られて、
「これ欲しい」「これ受けたい」と思ったことは
多々ありましたが、それらが自分の身になって
何かの役に立ったことは多くはありません。
自己投資と言って、たくさん首をつっこまない
もし今回話した、自分が必要だと感じる直感や
何かしらの強い力による働きかけを感じないのなら、
ハズレを引く可能性が高いでしょう。
それこそ以前に紹介した『諭吉ケーブル』なんかに
まんまと引っかかり、養分になるだけです。
http://kami-keisyo.jp/magic-essence/
最後は少しスピリチュアル的な話になってしまいましたが、
自己投資に関しては「量より質」だと考えています。
量ばかりを追いかけると、
確実にノウハウコレクターになります。
それはそれで刺激的でおもしろいかもしれませんが、
自己投資をする本来の目的からは遠ざかるので
あまりオススメはできません。
塾や教材でも、自己投資として参加購入したのであれば、
まずそれで、結果を出して回収をしてから
次の教材やセミナーに参加することを
心に止めておきましょう。