短冊に願いを込めて -織姫と彦星の逸話から学ぶ

 

どうも、ナカムラです。

 

そう、今日は七夕ですね。

短冊にお願い事を書きましたか?

 

この風習は、江戸時代から
はじまったそうです。

 

七夕の願い事は、言い伝えでは

 

織姫の織物などの達者なことから、
女子の手習い事の願掛けとして、
広まったとされてます。

 

 

七夕の伝説

七夕というと、
織姫と彦星の話が有名ですが

天の河を境に
一年に一度だけしか会えない

悲劇のラブロマンスストーリーと
して多く知られているのではないでしょうか。

 

実は、これ違う説があります。

 

七夕の発祥は中国と言われていて
天の川の西に住む織物が得意な織女と、
東に住む牛飼いの牽牛という夫婦の話が元となっています。

 

織女の結婚相手を探していた
天帝(星空を支配する神)が、働き者の牽牛のことを知り
「娘の織女と結婚してくれないか?」と頼む。

 

牽牛は恐縮しながらも
その話を引き受け、2人は夫婦となりました。

 

しかし、2人は結婚すると真面目に働くどころか
天の川のほとりでいちゃいちゃばかり。

 

天帝が「仕事をしないのか?」と尋ねると、

 

「明日からやります!」と
答えるばかりで

 

一向に働く気配がありません。

 

これに業を煮やした天帝は、
牽牛を元いた天の川の西に戻し、
2人を離ればなれにしてしまいました。

 

牽牛と会えなくなった
織女は毎日を泣いて暮らすばかり。

 

そして牽牛も寂しさに
あまり家に閉じこもってしまい
牛の世話ができない引きこもりに。

 

それを見た天帝は
「2人が以前のようにきちんと働いてくれるなら、
年に一度だけ会うのを許そう」

 

と言い、

 

それを聞いた2人は前よりも
増して一生懸命働くようになりましたとさ。。

 

めでたしめでたし。

 

こうして、
一年にたった一度だけ会える日の7月7日は、
織女と牽牛にとって待ち焦がれた日となったのです。

 

実は悲劇のラブロマンスではなくて
自業自得が招いた天罰を受けるという
話なんですよね。

 

この話での、牽牛と織女は、
1年に一度さか会えなくなってしまった
しくじりから

 

「時間は未来から過去へと流れる」
という興味深い話をします。

 

当たり前の話ですが
時間は、過去から
未来に流れるのが一般的です。

 

最近は、漫画やゲームなんかでは
タイムリープものが受けがいいので
そういった内容の作品が多いですね。

 

有名なところだと、

・時をかける少女
・シュタインズゲート
・僕だけがいない街

 

僕だけがいない街は
藤原竜也主演で映画にもなっていて
原作が、非常に秀逸な作品です。

 

日本人には、過去を振り返って
一度過去に戻ってやり直したい!
て考える人が多くて

 

そういったニーズがあって
受けがいいというのはあるではないでしょうか。

 

さて、東洋のアビダルマ哲学においては、
時間は未来から現在そして過去へ流れると
遥か昔の時代から言われていたりします。

 

最近の分析学でも
同じように言われていて、
私もこの考え方には深く共感できる部分があります。

 

今日は七夕で天の河

 

例えば、流れる河が時間だと仮定します。

 

自分が川の中に入り川の流れにのって
泳いでいくと、過去から未来へと
時間が流れている事がイメージできます。

 

これは過去に司法をたくさん勉強したから、
目標だった裁判官になれたという考え方です。

 

それでは、自分が川の外側に立っていて、
上流から下流に川が流れてくるとしたら、
どうでしょう。

 

頭の中で
その情景を想像してほしいのですが

 

未来から現在の立ち位置である自分を通過し、
過去へと流れていくイメージができるだろう。

 

この考え方だと
未来のシナリオが

 

現在と過去の
あらゆる事象の
意味を決定する事になるわけで

 

例えば、過去にお金のトラブルに
陥ったというネガティブな事実に
深く感謝している。

 

その経験のお陰でお金の本質や、
人間の本質だったりを
理解する事ができて、

 

とりお金と向き合える術を
知り得えることができたから。

 

その過ちがあったからこそ
次にそのようなことは起こらない。

 

そういった経験のおかげで、
自分の未来がより輝かしくなっているわけだから。

 

ただ、人によっては
そういったトラブルに陥ったせいで
未来への道が遠ざかったと考えてしまう
場合は、注意してほしい。

 

そういった過去の自分を
全否定されて極めて悪い経験と
意味付けし、

 

未来も悪くなると考えてしまうようになると
やっぱり望む未来は遠ざかってしまう。

 

つまり、現在に描く未来のビジョンが
過去の事象を肯定も否定もする。

 

だからこそ、自分は未来に成功すると決断し、
ひたすら行動していくと、
過去の全てのお陰で今があるって思えるようなる。

 

逆に言えば、未来が最悪になってしまったのなら、
散々だった過去のせいにしてしまうのも無理はなくて

 

僕等は未来を最高で素晴らしいものにする為に、
行動する勇気を持つ必要がある。

 

その勇気がどのような過去にも感謝させてくれる。

 

自分の過去の過ちや、
悪かった経験を否定しなくていい

 

たとえ、その過ちの経験が
成功の未来につながっていくし、

 

過去があるから今の自分があり、
未来の自分がある

 

そして過去を肯定するからこそ、
現在の自分も未来の自分も輝く。

 

もしも、あなたが認められない過去の過ちを
持っているとしたら、
それを否定するのではなく
受け止めて

 

未来のビジョンを
最高のものにしてほしい

 

たとえ、今がどのような状況でも
その理想的な未来が実現化した時、
全ての過去を笑って話せるようになるだろうから。

 

ぜひ今宵、夜空に願いを届けてみてください。

 

 

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